2011.10.04
F生

『婚活したらすごかった』

10月になりました。
巷(ちまた)では、下期のスタートで、上期に営業不振だった会社の営業マンは活を入れられていることでしょう。あるいは「喝!」と言われていることでしょう。
かく言う私も営業成果が上がらないため毎日針のむしろで生活をしております。

時間だけは確実に過ぎていきますねぇ(遠い目)・・・・・・などと言っている場合じゃありません。

すぐに突破口を見つけて、営業成果を上げなければ、半年後には取り返しのつかないことになってしまいます。

はたして営業の極意とは何か?
今回はそのヒントが得られる本を見つけてしまいました。

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『婚活したら すごかった』(石神賢介著 新潮新書)
本の腰巻(帯)には『「とりあえず○○○に」と彼女は言った。』と書いてあって大いに興味をそそられます。(○○○は自主規制です)

40歳を過ぎたバツイチの著者が、ある日突然結婚を決意し、結婚相手を見つけるために婚活※を始めるのです。
著者の実体験が中心のノンフィクション・ルポルタージュ(略してノンルポ・・・すみませんm(__)m言いたいだけです)です。
しかも内容が真実(たぶん)なだけに、実に面白いのです(笑っちゃいけないけど)。
(※個人的な嗜好の話ですが、婚活や就活・部活と言った略し方は嫌いです。『活』がつく言葉では、生活、死活(監視)、ハム活が好きです)

著者は「インターネット婚活サイト」「お見合いパーティ(婚活パーティ)」「結婚相談所」の三形態を体験あるいはルポをして、その真実を赤裸々に記述していきます。
その内容は、婚活とは無縁な人たちが、到底知り得ない驚くべき事実を明らかにしてくれるのです。

例えば、婚活サイトや結婚相談所に登録するには「独身証明書」が必要という事実。
「独身証明書」なんて聞き慣れないものですが、どうやら役所が発行してくれるらしいです。

婚活サイトにアップするプロフィールの写真は、男性は知性的に見える表情の写真、女性は笑顔で華やかさを強調した写真が、異性からアプローチされやすいという事実。
(「知性的」や「華やかさ」というのが、いまいち基準が曖昧です・・・)

お見合いパーティには常連がいて、結婚を目的としていない人も混じっているという事実。
(キレイな女性やイケメン(!)は、別な目的で来ている人が多いらしいです)

などなど世界ビックリ博覧会的な(どんな?)事実が白日のもとにされるのです。
婚活中の方はもちろん、密かに新たな伴侶を求めている既婚者の方、ただ単にヒマな方は是非読んでみてください。

おぉっっと、「営業の極意」について書くのを忘れていました。

婚活における商品は自分自身です。
自分という商品をいかに高くたくさん(?)売るためにはどうすればいいのか?
まずは商品(自分)をよく知り、ニーズのあるところを捜し(高望みせず、ほどほどの相手を捜し)、真摯な態度で地道に粘り強く売り込みをする(誇大広告(プロフィール写真の修正や年収・年齢の詐称)はしないし、粗悪品の売り逃げもしない。買って間違いのない商品だという信頼感を勝ち取る)。

あれ?婚活と営業が渾然一体(婚前一体ではないです・・・すみませんm(__)m言いたいだけです)となってしまいました。

結論としては、営業にも婚活にも王道はない、ということです。

相変わらずオチが弱い・・・orz                                                    F生

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