2012.04.19
前田

情報の生命線

突然ですが、インターネットはなぜ繋がるか、電話が繋がるか考えたことはありますか?

IPネットワークで云々言っている方は理解されていません。
答えは一つ。

物理的に繋がっているから

有線無線は別にしろ機器的には繋がっているのは紛れもない事実。
水道と電気と同じく、繋がっているからIPネットワークも初めて成立するのです。

いきなり何を言い出しているのだ?
と思うのでしょうが、当社の主要事業であるiDC事業はもちろん
世界中からインターネットアクセスできるのも、通信キャリアの
方々が当社まで光ファイバをご用意して頂いている他ありません。
(某H通信網さん、N○○さん、Hインフォメーションさん他いつもありがとうございます!)

今から10年くらい前では電話やインターネットは銅線を利用して自宅と
繋いでいたと思います。
それが光ファイバになり物凄い高速で情報をやりとりすることができるようになりました。

もちろん僕らが物凄い高速でやるためにはインターネットのプロの世界(通信事業者間)では
さらに増速に増速を行い対応を続けています。
無線の世界では最近は携帯事業者がLTE対応などの新しい通信規格を採用して、
スマートフォンでも快適な無線環境の準備に邁進中ですね。
と需要も日々増加しているのが現実です。

話は長くなりましたが、当社も恩恵ばかり受けているのではなく貢献しなければということで、
北海道に光ファイバを引く準備会社の設立に縁があり出資することになりました。

【NEWS】北海道~本州を結ぶ新光海底ケーブル敷設・運営にむけて
準備会社「クラウドネットワークス株式会社」
https://bitstar.jp/blog/?p=4947

なぜ、北海道に光ファイバ?
自分たちのiDCが早くなるんでしょー?

そんなイメージもあるでしょうが、当社は現在のところキャパシティには十分な
回線を調達しているのでさほど問題はおきておりません。

3年後、5年後を考えての事業です。

北海道のiDCのメリットは、
・広大な土地(建設コスト削減)
・冷たい空気(空調費用の削減)
・本州からのデータバックアップ(データ保全性を上げる)

活用例としては、さくらインターネットさんの石狩データセンタがあげられますね。
https://ishikari.sakura.ad.jp/

とある訳ですが、もちろんデメリットもあって、
・本州からの回線は必ず海を渡る

ここが大きな問題です。
一昨年に発生した東日本大震災では、複数のファイバが断線し、皮一枚で
北海道と本州は繋がっていたとのことです。
また、船舶などが切ってしまったり、機器故障で停止することもゼロではありません。

情報は既に生命線に近くなっており、自宅では放送を電波を通して見ていますが
放送局と電波塔の間も光ファイバ、首都圏の放送局と地方の放送局の間も
同様になっています。

新会社では、既存のお客様に更なる選択肢をご提示して、安心して北海道に
情報を置いたり配信していただける環境をご提案していこうと準備中です。
もちろんその逆もしかりで北海道の方が陸の孤島にならないための生命線ともなります。

私も役員で参画させていただおり、光海底ケーブルの勉強をしております。
畑違いで慣れない所もありますが、資料等を読み漁って勉強しております。

光海底ケーブル

今後お客様でiDC構築等のご相談がありましたら、私、もしくは当社スタッフに
お声がけいただければご対応致しますのでお気軽にご連絡下さい。
また、光海底ケーブルってなんじゃ?というお問合せには私が個別のご対応します。
(全てをお答えできるほど勉強しきれていませんが、、、、)

今後さらに情報がシームレスにやり取りできて幸せな暮らしができるように
頑張っていきたいと思っております!

前田

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