2012.07.04
前田

LCCと北海道のポテンシャル

当社は北海道⇔東京の移動が頻繁な会社でありますが、
現在のサービスレベルが維持できているのも、移動費用
すなわち航空料金の低価格化が大きく寄与しています。

JAL、ANA、JASしかなく高い航空運賃だったころに北海道国際航空(AirDO)が
参入したのは1998年。北海道の地場企業&行政が立ち上げた会社です。
その後紆余曲折はありましたが、今も道民の翼として就航地を
増やしながら活躍をしてくれています。
ちなみに当初はチェックインシステムもなく、シールの座席番号を
搭乗券に貼っていたんですよね、、、、超アナログでした。

その後、スカイマークが2006年に参入し、千歳⇔羽田は4社競争体制が
しばらく続きます。(この時点ではJASはJALに統合済み)

そして、ここ1,2年で千歳⇔茨城、千歳⇔成田とスカイマークが就航地を
首都圏に拡大。着陸料の安さを武器に都内への移動費を考えても十分に
検討余地のある航路を開拓したのでした。

今月、来月と立て続けに新たなLCC(ローコストキャリア)が参入します。
7月3日に参入したジェットスター。こちらは3往復体制で千歳⇔成田を
飛びます。
こちらの航空会社、オーストラリアが発祥です。昨年個人旅行で
シンガポール→ジャカルタで搭乗しましたが、2時間くらいのフライトで
あれば問題ありません。

そして来月参入するエアアジア。こちらはマレーシアが発祥のLCC。
最近イケイケ(死語?)の航空会社で羽田⇔クアラルンプール便などでも
戦略価格でお客様を絶賛開拓中の会社です。

ということで、千歳⇔首都圏では、3空港、6社というとんでもない競争が
これから繰り広げられます。

なぜ、こんなに相次いで就航するのかといえば北海道民が異常なほど
飛行機に乗っているのではなく、やはり観光目的だと思います。
北海道に住んでいると自然、暮らし、四季の変化を当たり前に
感じていますが、世界的に見てもこれほどいい島がそう多くはありません。

需要があるから、就航会社が増える。同じパイをとりあっているのではなく、
(もちろんある程度はあるのでしょうけど)さらに市場を広げる動きが
進んでいるのではないかと思っています。

お客様、観光で北海道にお越しの際にはご連絡ください!
スタッフの皆さん、自宅でネットばかりしないでもっと外へ!

北海道を離れれば離れるほど北海道の魅力に惹かれる代表でした。

ひとくちメモ
<千歳と首都圏を結ぶ航空会社リスト>

日本航空 https://www.jal.co.jp/
千歳⇔羽田 17往復34便
千歳⇔成田 3往復6便

全日空 https://www.ana.co.jp/
千歳⇔羽田 17往復34便
千歳⇔成田 2往復4便
*AIRDOとのコードシェアを除く

北海道国際航空 https://www.airdo.jp/
千歳⇔羽田 11往復22便

スカイマーク https://www.skymark.jp/
千歳⇔羽田 9往復18便
千歳⇔成田 2往復4便
千歳⇔茨城 2往復4便

ジェットスター https://www.jetstar.com/
千歳⇔成田 3往復6便

エアアジア https://www.airasia.com/
千歳⇔成田 3往復6便

暑い東京の某所にて
前田

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