2013.11.05
yna

活字中毒者のためのKindle使用記

 Kiddleを入手してからほぼ10ヶ月。(本当は1年を記念してブログネタにしたかったのだが、ネタに詰まって先出しです。)

 楽天のKoboが、本好きでさらに相当ITリテラシーがある人にしか、薦められないレベルだったのに比べ、Kindleは万人向けです。パソコンが使えるくらいのITリテラシーがあれば、十分といえます。(活字嫌いには薦めませんが、、)

 その間に入手した本は216冊。内容は小説が半分くらい、マンガが2割くらい、残りは歴史やノンフィクション。一ヶ月平均20冊以上というのは、ちょっと恐ろしいペースです。
 IT関係の技術書はPythonの入門書が一冊あるだけです。昔は結構技術書を買っていたのだけど、最近はGoogle先生に頼ることが多くなったの原因かあまり触手が伸びません。
 IT関係の技術書は陳腐化が早いのが原因で、書籍にするのが難しいですね。(とはいえ、体系的に学べる技術書の需要そのものは、あると思うので、著作者に対する還元も含めて、Webの今後の課題でしょう)

 小説の中で多いのは、警察小説の類。電子書籍のラインナップ自身が、売れ筋中心ということで、どうしてもこうなります。結構売れ筋でも、作者が紙の本へのこだわりがあったりすると、ぜんぜん電子化されません。そのあたりは悔しくて泣く泣く、紙の本を買います。(場所が、、)

 読書量は飛躍的に増えました。その原因がレコメンド機能。読み終わった瞬間に、同じ作者や、似たような傾向の本が、お薦めされるので、ついつい手が伸びてしまいます。
 保存場所の問題がなくなったのも大きいです。読書好きの人間でないと、実感したことはないでしょうが、本はすごいスペースを占領します。年間240冊となると、本棚5段です。

 レコメンド機能でデメリットがあるとしたら、別の傾向の本をなかなか買わなくなること。このあたりは意図的に買うようにしないと、読書の幅が狭くなると思います。
 他にも、デメリットがあるとすると、飛行機の離陸着陸時に読めないこと。

 読み方が変ったかというと、変ります。
 特に歴史書とか、経済の本なんか、一度読んだだけでは理解に難しい本なんかは、常にKindleの中に入っているので、何度も読み返します。本業ではないけど、ちょっと勉強したい本なんかは、電子書籍に向いています。

 一方警察小説の類なんかは、結局読み捨てですので、変りません。このあたりは、文庫でも電子書籍でも読み方は変らないでしょう。同じ本を二度買うことがなくなるのが、メリットくらいでしょう(w)。
 おなじエンターテーメントでも漫画は二度読みすることが多いです。雑誌で読んでさらに単行本になってからも買うような本は、何度か読む可能性があるわけで、この辺りを買う買わないの基準にしています。

 そもそも読書人口なんて世界的に見ると5%くらいだそうです。定期的に雑誌以外の本を買う人なんて、識字率が高い日本でも若干多めに見積もっても10%くらいでしょう。電子書籍の端末の普及率が1%を越えると十分にキャズムを超えたといっても良いでしょう。

 Kindle、年間100冊以上本を読む活字中毒者にはお薦です。
 あと漫画オタクにも(w)

10ヶ月間毎日酷使されているKindle

10ヶ月間毎日酷使されているKindle


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