2014.12.11
F生

「石油の「埋蔵量」は誰が決めるのか?」

毎年12月になると落ち着かなくなりますね。
あと1ヶ月もしないうちに今年が終わってしまうのに、年初に立てたあんな目標やこんな目標がまったく達成できていない、手すらつけていない・・・・・・、と我に返るからでしょうか?
忘年会と称する飲み会も怒涛のように襲ってきますし。
昨日も忘年会ではないのに、家に帰り着くと深夜2時を回っていて、酔いもすっかり回っていて、天井もぐるぐる回っていて。。。
ま、今もその影響でしょうか、気分はあまりよろしくなくて、可能であれば、順番を一回スキップしたいのですが・・・・・・

・・・しょうがないので、ビールを1杯だけ飲みました。今。
ちょっとだけ気分が良くなった気がします。寒さのせいだと思いますが、震えていた手も止まったので、キーボードも少しはまともに打てそうです。

今年の反省としては、本がぜんぜん読めていないということでしょうか?
でも、このブログでは最近読んだ本を紹介するという課題を自分に課していますので、とりあえず、さらっと紹介します。

「3日もあれば海外旅行」 (吉田友和著 光文社新書)を読んで、今年は海外に2回も行きました。
実際は、読んだあとに行ったのは1回ですが、文字通り滞在期間は3日でした。
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3日もあれば海外旅行 (光文社新書) –

「石油の「埋蔵量」は誰が決めるのか?」(岩瀬昇著 文春新書)は、子どもの頃からの疑問を解決してくれる本でした。
ウン十年後には無くなるから省エネしなさい、と云われてきた石油の埋蔵量がなぜ増えているのか?シェール革命とは何なのか?
ぼんやりですが、わかりました。でも、ここでは説明しませんが。。
もっともタメになったのは「ポイントフォワード」という考え方です。
例えば、100億円相当の原油が見込まれるので、30億円投資して発掘作業をしたところ、40億円相当しか原油がないことが発覚。この原油を完全に掘り出すには、あと15億円の投資が必要という場合。
当初の計画で行くと、45億円の投資で、100億円の原油なので、55億円の利益だったのが、40億円分の原油となれば、5億円の赤字となってしまいます。さらに、このタイミングで、計画を中断すると、30億円の赤字確定となります。

ここで、「ポイントフォワード」という考え方が登場します。過去のことは忘れて、将来のことだけ考えようという大胆(!?)な考え方です。
つまり、30億円の投資のことは忘れて、15億円の投資で、40億円の原油を手に入れる。なんと25億円の儲け!と考えるわけです。
これでめでたく原油発掘作業は進んでいくのです。(ほんとにこれでいいのかな?)

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石油の「埋蔵量」は誰が決めるのか? エネルギー情報学入門 (文春新書) –

そういうわけで、私も過去のことは忘れて、これから起こることしか考えないことにします。

今年読めなかった本のことは忘れて、これから年末年始に読む予定で買った本を紹介します。

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ナミヤ雑貨店の奇蹟 (角川文庫) –

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その女アレックス (文春文庫) –

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居酒屋を極める (新潮新書) –

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グローバル経済史入門 (岩波新書) –

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木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか(上) (新潮文庫) –

と、まあ、5,6冊買ったのですが、たぶん1冊くらいしか読まないんだろうな。。。その1冊の最有力候補は「居酒屋を極める」だろうな。。。たぶん。

F生

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