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「なぜローカル経済から日本は甦るのか GとLの経済成長戦略」

 今日もネタがないので、読書ネタです。

「なぜローカル経済から日本は甦るのか GとLの経済成長戦略」
PHP新書 842円
冨山 和彦 著

http://www.amazon.co.jp/dp/4569819419

 普段は新聞とか読まない人でも、アベノミクスの第一の矢、第二の矢、第三の矢という言葉は聞いたことはあるでしょう。

第一の矢は、大胆な金融緩和
第二の矢は、大規模な財政出動
第三の矢は、構造改革といわれています。

 ところが、この構造改革という言葉は、小泉内閣のころから(正確にはもっと前の小沢一郎の「日本改造計画」が嚆矢といわれています)よく聞かれる様になってきました。この10年以上続けてきているのですが、ユニクロのようなグローバル企業は成功を収めたものの、実際には日本の景気はデフレに沈み、多くの日本人は、景気の恩恵に受けてきませんでした。トリクルダウン理論の大嘘ということでしょう。

 日本は貿易立国だと思われていますが、GDPの輸出に占める割合は、年にもよりますが、12~16パーセント程度で、この数字はアメリカの8パーセント程度と並んで低くて、内需中心経済といえます。
 一方人口のある程度大きな先進国で高いのはドイツで、40%程度です。
(一般に発展途上国や人口の少ない小国は、いろいろな産業をフルラインナップでそろえることができないので、どうしても輸入が増えます。この輸入代金を稼ぐために、輸出をしないとならないので、輸出依存度もあがっていく傾向があります。)

 著者は日本の経済が、自動車産業に代表されるようなグローバル企業と、国内の販売やサービス業のようなローカルの経済に分かれると言っています。実際にはこの二つの経済の仕組みがまったく違っているので、デフレが続き、規制緩和にもかかわらず、生産性が向上していないとしています。
 グローバル経済は、商品の移動が簡単な分野です。工業生産品は世界中で生産して移動することが簡単にできます。
 一方サービス産業というのは、場所や言語という障壁によって移動が妨げられるものです。理美容なんていうのは、どんなにしても生産と消費が同じ位置で行われることになります。内需中心のサービス業は、日本の経済の70%以上を占めているといわれています。

 ローカルな市場では、単純な規制緩和では、生産性の向上は起きず、ブラック企業が増えるだけだとしています。例としてバスやタクシーの規制緩和をあげています。ブラックな企業の高速バスが参入し、関越自動車道で7死亡、重態・重症14名という大きな事故につながったのは、記憶に新しいことと思います。
 必要なことは、労働市場や安全では、規制緩和を行わず、サービス面では規制を緩和すべきだとしています。

 さて面白い例としてIT関係の例も挙げられています。
 IT業も、FacebookやTwitterのようなサービスは、グローバル経済的なものになるのですが、弊社のサーバー業のようなものは、国内同士の通信が多いため、ローカル経済的なものになるそうです。(とはいえ、ほかのサービス業と異なり、日本全国くらいで競争を繰り広げることなるのですが)

PS.
 証券業なんてどう考えても、規制緩和しても問題のない業種ですが、実際には、規制緩和に反対でしています。規制緩和、規制緩和と騒ぐのなら、「先ず隗より始めよ」で、取引時間を拡大してはどうでしょう。実際にはコンピュータで取引しているんですから、土日は休むとしても、9~24時くらいができないことはないでしょう。システム保守なんかは、24・365が当たり前です。

http://news.yahoo.co.jp/pickup/6139900

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