こんにちは。YTです。
2016年も早いことでもう残り1か月を切りました。
締めくくりとして、今年何かと話題になった映画についてお話ししようと思います。
「 シン・ゴジラ 」です。
※めちゃくちゃネタバレ注意です
『シン・ゴジラ』は、2016年(平成28年)7月29日公開の日本映画。総監督・脚本は庵野秀明、監督・特技監督は樋口真嗣、主演は長谷川博己。東宝製作のゴジラシリーズの第29作であり、『ゴジラ FINAL WARS』以来約12年ぶりの日本製作のゴジラ映画である。
Wikipediaより引用。
2016年ヒット商品や流行語にも選ばれて、賛否両論話題になったシン・ゴジラさんです。
そのシン・ゴジラ見に行ったよ~ってことなんですが、もう公開されて何か月も経った作品ですし、ゴジラに関しては他にもっと詳しい方がいらっしゃると思います。
ので、ビットスターでおそらく私しか行っていないであろう、「シン・ゴジラ 発声可能上映」に参戦してきた!っていうお話です。
上映中の声出し、コスプレ、サイリウムやペンライトの持ち込みOKな上映会。
別名、「応援上映」。アナ雪で一緒に歌うっていうのの激しくて大人のオタク向け版。
開催のきっかけは、庵野監督と大学時代の同級生でもある漫画家・島本和彦先生が鑑賞後にツイートした
いや違った、そういう絶望のホノオくんごっこをしに劇場に行ってほしい‼︎ アナ雪の「歌っていい上映」みたいに、「ウンチク言っていい、語っていい、崩れ落ちていい上映時間」を設けてくれるなら最前列で俺が見本を見せてやりたい
#シンゴジラ— 漫画家島本和彦 (@simakazu) July 30, 2016
この発言かららしいです。
島本和彦さんの願いを叶えるために、庵野秀明が東宝にお願いし、実現したそうです! https://t.co/T2Ftqfqdef
— 株式会社カラー (@khara_inc) August 8, 2016
ヒエェェェェェーー‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎あ、庵野ォォォォォォォ‼︎‼︎‼︎ https://t.co/9QfpFF2U46
— 漫画家島本和彦 (@simakazu) August 8, 2016
そうして初回は8月15日、新宿バルト9の1回のみで開催されました。
どういう状況だったかっていうのは、実際の映像をご覧になっていただいた方が分かりやすいかと思います。
ご覧の通り、すでに何度も見てる人が記憶済みの台詞に対して合いの手を入れてる感じです。
すべての応援上映がそういう状態ではないかもですが、この作品は特にほとんどの台詞が早口で、初回じゃ厳しいものがあると思うので、リピーターが大勝利でした。
またシン・ゴジラリピーターの9割は庵野ファンだと思ってるので、なんかそういうエヴァ的なオタクネタに走っちゃうのも醍醐味です。
初回の発声可能上映がいろんな意味でとても話題になり、
9月15日(木)、全国25劇場が一斉開催の発声可能上映が決定しました。
それが、私が参加したものです。
当日は新宿会場の中継で舞台挨拶がありました。
登壇者は出演者の市川実日子さん(尾頭さん)、松尾 諭さん(泉ちゃん)、高橋一生さん(安田)、サプライズ登場した長谷川博己さん(矢口さん)、そして庵野秀明総監督!めっちゃ豪華だし庵野が生きてたことに感動しました。
札幌はユナイテッドシネマでの開催でしたが、舞台挨拶の生中継のほかに
特別ゲストとして、火種である島本和彦先生と、「モーレツ宇宙海賊(ももクロがOP歌ってるやつ)」の原作者である笹本祐一先生がいらっしゃって(お二人とも札幌在住のため)
関係者しか知らないあんなことやこんな情報をオーディオコメンタリー的に色々漏らしていってくれました。
がっつりネタバレになりますが、私が1番記憶に残っている裏話が
今作のゴジラは第一形態(尻尾くん)・第二形態(蒲田くん)・第三形態(品川くん)・第四形態(完全体・鎌倉さん)と進化していくのですが、第三形態に進化した直後、避難ができていなかった2人の市民のために自衛隊の攻撃を中止したことでゴジラが逃げてしまったシーンで「(庵野監督いわく)攻撃してたらここで終わってた」とのこと。
まだ皮膚が柔らかかったので自衛隊の攻撃でもやれてたみたいです。
パッと見では、20代ぐらいの社会人っぽい方が多かったです。性別は心持ち男性が多いかな~ぐらいで、女性もたくさんいました。
スーツ姿の人(ガチなのかコスプレなのかわかんない)、防護服姿の人(全身包んでて暑そうだった)、電車の人、全身ゴジラの人(暑そうってレベルじゃない) と、コスプレOKなだけあって格好は多種多様でした。
ちなみに私は私服出勤なのに当日はスーツで参加しました。気分は国会議員です。
あとはせっかくの機会なので、テンションを上げるためにもジャニオタで培った応援うちわも作っていきました。
当然ですがバーンはされませんでした。残念。
また、普段の映画では絶対に持ち込んではいけないペンライトですが、やはりもちろん皆さんアナウンスが無くても持参していました。
全体的なイメージカラーとして赤、自衛隊出動シーンは緑、ゴジラが紫の熱線を吐くシーンでは紫、無人在来線爆弾のシーンでは山手線の緑だったり各々の好きな車両カラーなど、色を変えて会場全体で応援(?)しているところはすごい一体感がありました。
上映は、島本先生の指示で「見せてもらおうか、庵野秀明の実力とやらを!」を会場で大合唱しスタート。
1番最初の盛り上がり部分は、前田敦子出演シーンの「敦子~~!!」「あっちゃん逃げて~~!!」で間違いないと思います。
発声のテンプレと化しているのが、だいたいここらへんです。
ご覧になってない方はさっぱりだと思いますが、テンプレなだけあって一体感がすさまじかったです。
上記以外にも、各々がいろいろな考えをもって見れる作品なだけあって、何回見たのかわかりませんがほとんどのセリフを丸暗記している人や、名言を残す人、常に何かにキレてる人や、ひたすら悲鳴を上げているような私まで、声の出し方も多種多様でした。
島本先生の指揮のおかげで、全国一斉発声可能上映の中で1番じゃないかと言われるほど、札幌会場は盛り上がっていました。
もともとキンプリの応援上映が気になってたのですが、キンプリわかんないしそのためにプリリズ見ないと…でも時間ない!! と思っていた矢先に、すでに劇場で見てて、かっこよくて展覧会とか行って見事にハマったシン・ゴジラの発声可能上映が決まったためです。
結果、私はとても楽しかったです。
自分から発声するよりは他の人が面白いこと言ってるのを聞いて笑ってる方がメインだったのですが、映画をこういう見方するのはとても新鮮でした。
庵野ファンはじめ熱狂的なファンが多く、発端の島本先生はじめ、株式会社カラーまで公式らしからぬノリっぷりが成功した理由なのかな~とか専門家っぽくまとめておきます。