tamaです。
突然ですが、僕は将棋が結構好きです。
序盤、中盤、終盤、隙がなく好きです。(このネタどれくらいの人に伝わるんだろう。)
最近の将棋のニュースといえば、藤井聡太四段がプロデビュー戦から29連勝したことは記憶に新しいのではないでしょうか。
そんな感じで追い風を受けながら、ちょっと将棋の話をしたいと思います。
…とは言ったものの、9×9マスの盤上でたくさんの駒を用いて繰り広げられる将棋というゲームの敷居はなかなかに高く、興味をもってはじめたばかりの人がある程度将棋を知っている人と同じように楽しむのは時間がかかると思います。
スタートから使える駒の数に差をつけてレベルを合わせる方法などはありますが、それでもやはり81マスの勝負に慣れるにはなかなか大変です。
そんなニーズに応えてか、最近3×3の「9マス将棋」というシンプルな将棋が登場しました。
一局に時間がかかる81マスの将棋と比べ最初からクライマックスなこの将棋は、シンプルながらパズル的要素もあり、初心者からプロの方まで楽しめる奥深いものとなっているようです。
駒の動きや勝ちの形を覚えるという面においてとても勉強になり、一から将棋を始めたい人にもオススメなのかなと思います。
ですが今回ご紹介したいのはもう少し盤を広くした将棋です。
それがこれだ!京都将棋だ!!!
「表と裏で1手ごとに駒が変わる 5×5のミニ将棋ゲーム」!!!(幻冬舎様の商品詳細ページ)
…なんかすごいこと書いてる…!!
簡単にルールを説明しますと、
・基本的には普通の将棋と同じく、順番に駒を動かしていき相手の王将を先に取ったほうが勝ち
・王将以外の駒はすべて裏に違う駒が書いてある
・それぞれ駒の両面は、香-と、銀-角、金-桂、飛-歩。
・1手指すごとに、動かした駒をひっくり返す(王将だけは裏に何も書いてないのでそのまま)
・取った駒は自由に打つことができるが、どちらの面で打ってもよい
(一部細かいルール説明は省いております)
はっきり申し上げて、将棋としてはかなり異質…!
動かすたびに違う駒に変化するため、少し先のことを考えるのすら難しい…。相手はもちろん、時には自分すらも騙される…。
ですが5×5マスというちょうどいい広さ、将棋の実力差を埋めるトリッキーな仕様、突然クライマックスを迎えたりする緊張感など、
将棋なんだけれども、普通の将棋とは違った楽しさを感じることができるゲームとなっています。個人的にかなり好きです。
駒の動かし方さえ理解していれば十分に楽しめますし、普通の将棋よりは元々の実力差も縮まると思います。(何より毎回ひっくり返すの楽しい。)
ちなみにこれが初期配置だ…!
プロの将棋棋士 戸辺誠さん監修ということでかなり考えられた配置なのでしょう。絶妙な面白さとなっています。
また「京都将棋」という名前の由来は、「香車(きょうしゃ)」という駒の裏が「と金」という駒になっているところから来ているそうです。
ということでブログはこの辺で終わりなのですが、最後におまけです。
将棋には「詰将棋」(ある場面から決められた手数以内で相手の王将を詰ませる)というパズルのような楽しみ方があり、僕はこれがとても好きなのですが、「京都将棋の詰将棋」は色々と検索してみてもほとんど出てこないので、今回一つ自作してみました。
持ち駒は銀(or 角)一枚で、五手詰めです。(自分→相手→自分→相手→自分 の五手で相手の王将が詰み(どこにも動けない)の形)になる)
もし興味をお持ちいただけたら解いてみてください。
普通の詰将棋はたくさん解いてきたのですが自分で作ろうとするとものすごく難しく、京都将棋バージョンとはいえこの一問を作るのに2時間くらいかかりました…。
解答は次回の僕のブログ中か、次回のブログ担当者のddさんに交渉して載せてもらうかします(笑)
所々将棋を知らない方には優しくない表現もあり内容も長くなってしまいましたが、読んでいただいてありがとうございました!
tama