こんにちは!9月のゴルフコンペでは空気を読めず、運にも恵まれ、優勝などしてしまいました。と言うことで、はじめてのブログはゴルフクラブの今昔についてのお話です。
ゴルフを始めた頃のドライバーは、パーシモンと呼ばれる木のヘッドでした。パーシモンとは柿の木材のことで、木材の中でも硬質で重量のある素材です。19世紀から金属製クラブが登場するまで、ゴルフクラブの主流として活躍しました。現在も、ドライバー等のことを“ウッド(木)”と呼ぶのは、その名残です。
チタンは、主にドライバーのヘッドに使われる素材です。軽量で強度のある合金を作ることができ、軍需用に良く用いられたという背景もあります。
写真は、20年程前のパーシモン製ドライバーと現在のチタン合金製ドライバーです。大きさ、厚み、そして長さ、こうして並べるとゴルフクラブの進化が実感できます。3本並べた真ん中はチタン合金製の5番ウッドで、20年前のドライバーとほぼ同じ長さです。重さもチタンドライバーの300gに比べ、パーシモンドライバーと5番ウッドは330gあります。
20年前は、重く小さなヘッドで硬いシャフトのドライバーを必死に振り回していたのです。
クラブの進化は飛距離追求の歴史でもあり、ヘッドの大型化とシャフトの長尺化で、アラフォーだった時のドライバーの飛距離と今の飛距離、体力も筋力も衰える一方なのに、ボールの進化も手伝って、今の方が飛んでいるというのにはあらためて驚かされます。
けれど、こうして久しぶりに手にとってみると、パーシモンの何と美しいことでしょうか。ネックから伸びるふくよかな曲線美、木目の風合い、黒いカーボンインサートに鈍く光る真鍮のビス等々。若い頃、おじさん達に連れられてのラウンド、汗だくでボールを追い続けたあの頃、そんな思い出がこのパーシモンには詰まっているのかもしれません。
さて、また新しい年がやってきて、また新しいゴルフシーズンが始まります。もし、ゴルフに興味がある方がいらっしゃれば気軽に声をかけてください。きっと楽しいゴルフライフが待っていますよ。
hamanaka