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本物を見ること


先日キング・クリムゾンの札幌公演に行ってきました。キング・クリムゾンは90年以降、今回を含めて5度来日しているのですが、見るのは今回が初めてでした。
楽曲は過去に何度もCMに使われ、最近のテレビまんがにも名前だけは出てくるほど著名なバンドなので説明については割愛しますが、90年代後期からのギターx2 スティックx2 ドラムx2のダブルトリオ編成から、ドラムは多いと面白いという着想を得たのか、2014年からはステージの最前列に3つドラムを並べるトリプルドラムと言う編成で活動しています。
ドラムが3つあってどうするの?と多くの人はお思いでしょうが、こればっかりはライブCDを聴いて…も実はよくわからず、DVDオーディオの5.1chで聴いても同様で、ライブで直に見ないとよくわからないものになっています。一例を上げるなら3台でユニゾンしながら、オカズを1小節ごとに順番に持ち回りをするとか、そんな演奏をやっています。

上記のとおりにトリプルドラムが圧巻で、素晴らしいステージだったのですが、68年バンド結成からのオリジナルメンバーにしてリーダーのロバート・フリップの演奏には少々物足りなさを感じました。
クリムゾンは70年代には、ライブごとに同一テイクが存在しないと言われたほどインプロビゼーション色の濃いバンドでしたが、80年代以降のフリップは機械のように正確に弾くことに注力した修行者のようなスタイルに転身していて、そのころからリズムギターの演奏がほとんどなので当たり前といえば当たり前で、そういうのはフリップの役どころとは違うとわかっていてもなおスタジオテイクのスコア通りの演奏に食い足りなさを感じた次第です。

とはいえ、1969年にアルバムデビューをしたバンドのメンバーが演奏しているということは自分にとって格別でした。

チャック・ベリーというギタリストがいます。代表曲はジョニーBグッド、バック・トゥ・ザ・フューチャーのダンスパーティーのシーンに流れた曲といえば大抵の人はわかるでしょう。1958年のヒットナンバーで、仮にロックンロールのテクノロジーツリーというものが存在するとしたら、あらゆる枝を引き込み上方中央に鎮座するであろう楽曲です。

チャック・ベリーは2017年に90歳で亡くなったのですが、80を過ぎてもステージに上っていた人で、2010年、御年83で立ったホテルのディナーショーのようなステージの様子を見たことがあります。おそらく料金の高く設定されたステージで、豪華な料理の載せられた円卓を囲む客のほとんどは、おそらく会社で一定の地位にいると思われるような初老の男女でした。
で、このステージでチャック・ベリーが最後にジョニーBグッドをやったのですが、それまで座っていた観客たちが全員スタンディングオベーションでの大盛り上がりとなりました。
当時のチャック・ベリーはほとんど指が動かなくなっていて、ほぼカッティングのみのお世辞にもうまいとは言えない演奏でしたが、観客たちにとっては自身がティーンズだった頃、夢中になって聴いた音楽を本物が演奏しているのです。その価値は唯一無二のものだったのでしょう。

話を戻して繰り返しになりますが、今回ロバート・フリップが、本物が演奏するキング・クリムゾンを見られたことは自分にとってはかけがえのない経験となりました。

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