2019.11.01

マリーアントワネットの日記

1年位ぶりの東京出張中にこの記事を書いています。♯です。
暖かいのを期待して東京に来たら意外に寒くて悲しいです。
それにしても東京はビジネスマンが多いですね!

今回はタイムリーにご紹介できる丁度いいTipsがないので、最近読んだ本の話をします。

マリー・アントワネットの日記



マリー・アントワネットの日記 Rose(吉川トリコ、新潮文庫nex)



マリー・アントワネットの日記 Blue(吉川トリコ、新潮文庫nex)

だいたいの方はマリー・アントワネットという女性をご存じだと思います。
革命で処刑された最後のフランス王妃ですね(ざっくり)

この吉川トリコさんの「マリー・アントワネットの日記」シリーズは
マリー・アントワネット本人が書いた日記という体で
当時はフランス王太子だったルイ十六世と結婚するあたりから処刑されて死ぬまでを描いた作品です。

…と言うとよくある感じになってしまうんですが、このマリー・アントワネットがかなりヤバいです。
「あたしがフランス王妃とかwww超うけるんですけどwww」とか言っちゃったり、
自分の夫を「自担」と呼んで「推し」たりします。
マリー・アントワネットの心のうちが現代日本のJK語・ネットスラングで軽快に語られ、
それでいて展開は史実に基づいているので
「実は本当にマリー・アントワネットはこう思っていたのでは…」
みたいな気持ちになります。

後半はフランス革命の機運が高まってマリー・アントワネットにとってはけっこうしんどい展開が続くのですが、
(まあ結婚した直後からけっこうしんどいんですが)
マリー・アントワネットの語り口の軽さはほとんど変わりません。だってJK最強だし。
へこたれない彼女の生き様にちょっと感動したりしなかったり。

今まで世界史にあんまり興味がなくてマリー・アントワネットといえば
「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない」の印象しかなかった人も
(このセリフもちゃんと出てきます)
この本を読めば彼女を好きにならずにはいられないと思います。

ぜひ読んでみてください!表紙もかわいいです。

この記事を書くためにamazonを検索したらシリーズ新作が出たようなのでさっそくポチってきます!

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