2020.03.02
akym

おすすめの映画

こんにちは!
前回のブログは他愛もない話題すぎたので、今回は最近観てすごーーく良かった!と思った映画をご紹介いたします〜

映画 セッション

こちらは2014のアメリカ映画
主演はすんごいハンサムってわけじゃないけどいい味出してるマイルズ・テラー
そしてそして坊主頭でこんなに色っぽい爺さんがいるものかと驚きのJ・K・シモンズが準主演でございます。

音楽学校でドラムの勉強している青年が、校内でも有名な狂気じみているほどの鬼教師に才能を見出され(?)
異常なレッスンを受けていくうちにミイラとりがミイラに…(???)という感じのストーリーです。
(ざっくりにも程があるのでもっと詳しい内容が知りたい方はこちら)

すごい苦しい、でもかっこいい。

が、これまたざっくりした私の感想です。

主人公のニーマンは、物語序盤は朴訥とした優しげな青年なのですが、鬼教師フリッチャーのレッスンを受けていくうちに、
色んなものが削ぎ落ちていきます。(一般的な幸せへの執着だとか人としての常識?)
そして色んなものを捨てていきます。(家族とか恋人とか、それこそ一般的な幸せへの道…?)

マイルズ・テラーの、徐々に暗くなっていく、でも鈍く光ってる、みたいな目の演技がすんげえなあ…と思いました。(語彙力が貧困)

ニーマンはただ偉大な音楽家になることだけを糧にひたすらドラムを叩きます。
お金持ちで長生きして、だけどやがて忘れ去られる幸せな老人より、
例え孤独で誰からも理解されなくて不幸せな結末でも、沢山の人の記憶に残る人間になりたいと願います。

いやー、かっこいい。かっこいいんです。

手から血を滲ませながらこれ以上ないくらいの速さで、正確さで、でももっと早くとフリッチャーに怒鳴られながら
汗を飛ばして生きるか死ぬかくらいのレベルでドラムを叩き続けるニーマン。
画面越しなのに見てるとこっちまで苦しくなります。

芸術の上での一流って難しいなーと思うんですよね。見る人聞く人読む人の主観が大きいので。
それでも世間全体で一流と言われるには、ましてや歴史に残り続ける一流になるには、
やっぱり何かを捨てなきゃいけないもんなのかな、と。
辛いことからは逃げたいし楽しいことは掬っていきたい凡人の私からすれば1ミリも理解が出来ません。でもかっこいい!

で、これは超絶主観的感想なんですが、

ニーマン、フリッチャーのことめっちゃ好きやん〜!

認められたくって罵られても食いついて食いついて、認められた!と思いきや突き放されて可愛さ余って憎さ百倍、みたいな…。
でも結局裏切られても(若干のネタバレ)帰ってきちゃったよねー、的な?何それ大好きやん。萌えるやん。

まあそんな馬鹿な私の感想はさておき
久しぶりにすごくすごく素敵な映画を見たな〜!と胸が熱くなりました。
ラストシーンは何度でも見れるくらい痺れます…!

そして後で調べて分かったのですが、監督がデミアン・チャゼルというラ・ラ・ランドで一躍有名になったお方でした。
実は流行りすぎていたせいかラ・ラ・ランドをちゃんと観たことがなく(ひねくれものです)、
セッションを観た後にアマゾンプライムビデオにあったので観たのですが、こちらも面白かった!
ミュージカル映画は楽しくていいな~~

ぜひぜひご鑑賞あれ!
(huluに入っている方ならどっちも無料で見れます)

ちなみに
アカデミー賞をとったパラサイトもこの間観に行ってきました。
格差ってやるせないな~…と思いました。
(超浅薄ーい感想ですみません)

今はミッドサマー見にいきたいなと思っております。

また皆さまおすすめの映画ありましたら教えてくださーい!

akym

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