今回の新型コロナウイルスには、たくさんの方が犠牲になっております。
罹患された方、医療関係者の方、経済的、学業的に影響を受けた方、また現状では直接受けてはいないが、毎日のニュースで心を痛めてる方も非常に多いかと思います。
こんな中で凄くポジティブに感じている事と言えば、「インターネット(ブロードバンド)が普及していたこと」ではないでしょうか。
この事件が、今から20年前に起きていたらと考えるとぞっとします。
1999年に iモードが始まります。2ちゃんねるもこの時期にサービスがスタート
2000年に フレッツISDN,ADSLの常時接続から始まります。
2004年に facebook,mixi,プログラミング言語のPHP5が生まれ、LAMP環境で!なんて言葉も誕生します。
2005年に youtube,Google mapのリリース
(ちなみにiPhone3Gは2008年です。もはや、スマートフォンすらない!!)
ギリギリ常時接続が始まろうしている頃で、
2000年の頃のブロードバンド世帯普及率は34%で、事業所普及率は45%程、中小企業まだまだ導入されていない頃かと思います。
当たり前にテレワーク(リモートワーク)なんてことは全くもってできるレベルでありません。
「電話、FAX来たらどうするの??」が当たり前の時代、家庭用複合機はまだまだ未来、
やっと年賀状をパソコンで印刷できるようになった頃だと思います。
amazonがちょうど2000年に日本上陸、楽天は97年に日本で事業開始とまだまだインターネット通販が黎明期の頃でした。
この頃、生鮮食品が通販できるとは現実的に無理でしょ。と自分自身も思っていました。
2000年の頃の前田少年は18歳で大学に通いながら、某ITスタートアップで札幌の街、店舗紹介Webサイトの作成チームでアルバイトをしていた頃でした。
まだ、動的にWebサイトを作る技術も黎明期、当時流行っていた地域ポータルサイトを作ろう!なんて夢をお互いに語り合っている頃でした。
こんな頃に今回の事態になってしまったら…
リアルにロックダウン、テレビとラジオがメインで情報収集。お互いに電話でやりとりしながら情報交換…
結局外出てしまったり、誤報が流れたり…警察が強制的に制圧する事だってありえるし、パニックになったかもしれません。
幸いに今はインターネットがあります。LINEなどSNSも非常に充実しています。
リアルに会ったりコミュニケーションを取る方が私は好きですが、むしろ得意ではない方にとっては、追い風かもしれません。
”引きこもり”が最先端、クールになることが誰が予想したのか。リア充でさえ、おうちで充実するしかなくなった今が、変革期なのかもしれません。
・分散型経営
-事業継続にも有効ですしICT技術が発達した今、地域に縛られた採用が必要なのかを再考する時期にきています。
・事務所の役割
-今まで作業場&顔合わせる場所であったのが、作業場としてのウェイトは下がることに。そもそも坪単価高いところで作業する?という議論に。
・住環境に求められる性能
-在宅やサテライトワークが加速すると自宅の執務環境や共同住宅にコワーキングスペースが併設されることが普通になるでしょう。
ただ、コンピューティングの歴史が示す通り、
集中と分散を繰り返しながら、最適解を見つけ出すことが、上に示した事にでも訪れると思っています。
現在は苦難の時期ですが。止まない雨がないのと同様に必ず明けて、
その時は新しい価値観と働き方できっと僕らは進化し続けると強く信じております。
前田