だいぶサボってしまい久しぶりのブログとなります。
自分で適当に文章書こうとか思うと結構簡単に書けちゃうもんなんですが、
ある程度自由に書くとは言え会社のブログなので色々考えてしまいます。
とは言っても仕事か筋トレか子育てしかしてないんで書けるジャンルが多いわけではないんですが。
今回は仕事の話というか、だいぶ前から使われているUI/UXについてです。
知っている方がほとんどだと思うんですが、一応書きます。一応ね。
これはUser Interface(ユーザーインターフェース)といいます。知ってますね。
システムやサービスとユーザーの接点。弊社の事業だとWebサイトやシステムの管理画面を言います。
全く別軸でいうと飲料品のペットボトルの形状やデザインなんかもUIにあたります。
これはUser Experience(ユーザーエクスペリエンス)といいます。これも知ってますね。
直訳するとユーザー体験となり、サービスの体験において楽しかったや心地よかったという体験を表す言葉として出てきました。
全てのサービスはユーザーとの接点において体験がつきものですので、その体験価値を最大化しようという意味合いでも使われます。
今ではCX(カスタマーエクスペリエンス)やらEX(エンプロイーエクスペリエンス)やらDX(デジタルトランスフォーメーション)と色々な〇Xがありますが、今日は上のUI/UXについて書きます。
略語が多くてたまに何言ってんだかわからなくなることもありますが、
これくらいなら基礎学力が低い渡しでも何とか覚えられます。
さてタイトルの通り、UI/UXと書くのは古いのどうなの?みたいな話です。
私がWeb業界に入って少ししてからUI/UXという言葉が多く使われるようになってきました。
その時の意味合いは、Webサイトにおけるユーザーの使い易さ(UI)とサイト内での楽しさ・気持ちよさ(UX)という使われ方をしていたんですね。
それが今となってはどうかという事なんです。未だにUI/UXを並列することはあります。というか結構まだたくさんあります。
しかし、果たしてそれって正しい認識なのでしょうか?
弊社はIT企業でWeb制作やシステム構築を行います。
その際には当然ながらシステムの反応速度やサイトの使い易さを意識して作っていくわけなんですが、
それはサービス全体や業務全体の中でどのような位置にあるのかというのが一番の観点になります。
このコロナ渦の中でたくさんの新しいオンラインサービスが出てきましたが、どのサービスにもオフラインがほぼあります。
商品が届く、商品を食べる、サービスを使う、店舗に行く、本を手にするなどなど、上げれば枚挙にいとまがありません。
何が言いたいかというとシステムやWebで完結することはそう多くはないのです。
体験というのはサービスに触れるときから始まって、最終的な体験の終了まで継続して進んでいきます。
システムやWebの体験は、体験の過程でしかなく、その先にある本質的な体験に導くためにあるんです。
つまりUXを考えるにはWebだのシステムだの細かい所だけを考えたところで適切な役割を果たすことはできないという事です。
サービスは基本的にオンラインとオフラインを行き来することが多いので、オンライン上だけを見てもその役割は明確化できません。
というのが今のUXの考え方です。
なので初めに書いた「昔のUX」とは大きく異なってきているんですよね。
Amazonの物流の早さもUXの一つだったり、マックの店舗の中や駐車場からスマホで注文できるというのもUXを生み出す一環なんですよね。
オフラインの中の私たちの生活には複数のUXか練りこまれていて、それが故に満足感や「また使おう」と思うというわけです。
いつまでも長ったらしく書いても飽きちゃうんでそろそろ結論を書きますが、
WebやシステムだけでUI/UXを語るのは正直言って時代遅れになってきています。
UIは、UXの必要条件であってUI無くしてはUXを生み出すことはできません。
逆に求めるUXを達成するために必要なUIを構築するというのが正しい書き方かもしれません。
なので、UXを実現しようとすると商品設計、マーケティング、ブランディングなどのサービスの基本設計を理解した上で、
どのようにデバイスを活用して、体験の最終地点まで導かせるかがシステムにおけるUXの考え方になるんです。
基本的にその考え方があればいいんですが、それらの理解なしにUI/UXを語ってしまうのは時代遅れという事ですね。
わかったように色々書きましたが、私もまだまだ勉強中です。
いつになったらちゃんとわかるのやらとか思いながら日々勉強を重ねていますが、腹落ちできるまでもっていくのがなかなか一苦労です。
特にマーケティング関連は深みにハマると無限ループの中で頭が割れそうになります(笑)
今期もお客様からUX設計も含めたWebサイト構築をいただいたり、UXに関するニーズというは今後どんどん増えていきそうですね。
頭ばかりデカくならないで、現場で皆さんのための仕事ができるよう精進します!!
otn