親の実家が農家ということもあり、田植え~稲刈りを一貫して行う事が毎年恒例になっています。
夜勤前に稲刈りをしてきたので、我が家の様子を基に稲刈りの工程と使用する機械を紹介しようと思います。
水稲農家の多い北海道・東北辺りの方なら大体の人が見たことがあるコレ、9月~10月の間に行われる稲刈りのためのコンバインという機械です。
コンバインは大きく分けて2種類あり、上に管が付いてるタイプ(グレンタンク式)と、管が付かずに籾の落ちる部分が剥き出しになっているタイプがあります。
左画像の管ありは、籾をコンバインの中に溜込みトラックの荷台へ籾を放出し、トラックで乾燥機へ運んだ後に別の機械で乾燥機へ入れる。
右画像の管なしは、籾袋に入れてトラックまで人力で運び、トラックの荷台から人力で乾燥機へ入れる。(一袋35~40kg x 100個 = 3.5~4t)
最近の農家のコンバインの主流は管があるタイプで、兼業農家の我が家では本業の合間を縫って作業を行うため、短時間で作業が終わる管のないタイプを使用しています。
いつ辞めるかもわからない小さな農家のため、数百万もする新しい機械を簡単には買えないという事情も。。。
管あり/管無しのお互いのメリットデメリットについては以下の通り
ここまでは稲を刈る話ばかりですが、稲刈りは刈るだけでは終わらず、大まかに以下の工程を経て出荷します。
組合/卸業者/個人へ出荷の部分を省略して書きましたが、最近の組合や卸業者では品質チェックのために納品された玄米に対してセンサーを通して様々な品質チェックを行ってから納品した米の価格が決まります。
細かく言うと様々なものがありますが、大まかには以下のような形です。
この後、ようやく一般家庭に販売可能な玄米として扱われます。
作ってる側からすると、「有難がって食べる」とかそういう事はどうでもいいから勝手にやっててって感じなのですが、
もう少し大勢の方に、腹を満たすだけの無味無臭の食べ物とか、高い米だから美味しいではなく、新米/古米や品種/品質(A5牛肉みたいなやつ)/炊き方/精米方法で独自の味・歯ごたえ・香りがあり、ラーメンのように個々人の口に合う/合わないがあり、自分の口に一番合う形を探すのは意外と奥が深くて楽しいってことを、知ってくれると嬉しいと思います。
今回頑張って記事書いたので、次回ブログ書く時はTwitterとかFacebookでよく見るような数行だけの形にします。
早く新米と釣った鮭でイクラ丼作って腹壊すまで食いたい
gon