こんにちは、sawaraです。前回、インナーカラーはいいぞ…という話をしましたが、今回はゴールデンカムイはいいぞ…という話をしたいと思います。ちなみに私のインナーカラーは相変わらず金です。
ゴールデンカムイの舞台は明治時代の北海道です。
日露戦争帰りの「不死身の男」杉本佐一と、強く聡明なアイヌの娘アシㇼパが、隠されたアイヌの金塊と、それにまつわる謎を追い求めて大冒険を繰り広げる…と言うのが大筋になります。
この作品、当然メインストーリーも面白いのですが、そのサイドで描かれる「主人公たちが試される大地北海道で生き抜く様子」がめ〜ちゃくちゃ面白いです。
皆様よくご存知の通り、北海道は日本の最北端に位置し、厳しく雄大な自然に囲まれています。
特に物語序盤は冬ですから、過酷な寒さと、それに耐えうるデカくて強い獣たちが次々と襲ってきます。例えばヒグマとか。
そんな試される大地北海道を舞台にした物語を(生きて)駆け抜けるには、北海道を知り尽くしたアイヌの知恵が欠かせません。
北海道の過酷な環境に適応し、自然と共に生きる術を身につけて生きてきたアイヌは、倭人(日本人)には持ち得ないような知恵や思想を持っています。主人公の杉本はアシㇼパの持つアイヌならではの知恵や思想に救われながら冒険を続けます。
主人公たちはその日の食事を確保するために狩りをし、暖を取るために火を焚べ、命を守るために獣と戦います。金塊を巡る壮大なストーリーに立ち向かう前に、厳しい環境下で今日明日を生き延びなければならないからです。
そんなわけで、作中にはアイヌ特有の思想や文化、生活が度々現れます。その描写が丁寧かつ正確で、とても評判が良いのです。私もゴールデンカムイのそういうところが面白く魅力的だと思っています。
実際に営まれてきたアイヌの生活や文化を心からリスペクトしているからこそ、そういう作品を描けたのだと思います。ゴールデンカムイは、ほんといいですね…(しみじみ)。
ということで「冒険・歴史・文化・狩猟グルメ・ホラー・GAG&LOVE!! 和風闇鍋ウエスタン!!」漫画、ゴールデンカムイおすすめです。ちなみに実写映画も原作リスペクトが感じられてすごくよかったです。
おまけ:札幌雪祭りに巨大雪像が出ていたので見に行きました。↓
めちゃでかくてよかったです。おしまい。
sawara